はじめに
近年、物価高騰による新築工事価格の上昇により、中古住宅を購入し自分好みにリノベーションする人、または実家をリノベーションしてそこに住まう人が増えています。
しかし、「理想の住まい」を求めてリノベーションに踏み切ったものの、思い描いていたものと違う結果になってしまったという声も少なくありません。
リノベーションは、人生における大きな決断の一つ。だからこそ、後悔しないためには、信頼できるパートナー選びが重要です。
1. 「自社大工」による安心と信頼
リノベーションにおいて、施工品質を左右するのは「誰が」工事を行うかです。
ハウスメーカーの場合、下請け業者が施工するケースがほとんどで、担当する大工の顔が見えにくいという不安があります。一方、私たちのような工務店では、「自社大工」が責任を持って施工します。長年培ってきた高い技術力はもちろん、お客様とのコミュニケーションを大切にし、細部にまでこだわった丁寧な仕事をお約束します。
例えば、築年数の古い戸建てリノベーションでは、耐震性を高めるために、熟練の自社大工が柱や梁の状態を丁寧にチェックし、必要に応じて補強を行いました。お客様からは、
「このまま住んでいたら、大地震の時に倒壊していたかもしれない。安心して任せることができたし、これからも安心して住める。」
という声をいただいています。

だいぶ傷んでいます。

隣に新しい柱を抱き合わせて補強しました。
2. 「手刻み」が実現する、唯一無二の住まい
近年では、工場で加工されたプレカット材を使用する住宅が多い中、リノベーションやリフォームでは「手刻み」による加工が必要になります。手刻みとは、木材の特性を見極め、職人が一本一本手作業で加工する伝統的な技術です。プレカットでは難しい、複雑な構造やデザインも可能になり、木のぬくもりを感じられる、唯一無二の住まいを実現します。
先日、古民家をリノベーションした際には、古民家ならではの立派な梁を現しにして、住まいのシンボルとしました。手刻みならではの技術で、梁の状態に合わせて丁寧に加工し、古民家の趣を最大限に活かした空間に生まれ変わることができました。

新しい板材を抱き合わせて補強しました。

その上の梁は新しい物に交換しました。
これかできるのも、大工さんの手刻みのおかげです。
3. ハウスメーカーより工務店を選ぶメリット
ハウスメーカーは、全国展開しているため、どこでも同じような家を建てることができます。
しかし、リノベーションにおいては、元の家の状態が一軒一軒違うため、マニュアル通りの施工では対応できないケースが多くあります。
手刻みでの施工は、既存の建物の状態に合わせて柔軟に対応できるため、古い建物のリノベーションには特に有効です。また、長年の経験を持つ自社大工の技術があれば、傷んだ柱や梁の交換、補強なども的確に行うことができます。
私たちのような地域密着型の工務店は、アフターサービスも充実しており、何かあればすぐに駆けつけられることができます。お客様との信頼関係を大切にし、末永く安心して暮らせる住まいづくりをサポートします。
リノベーションは、単に古いものを新しくするだけでなく、住む人の想いをカタチにするものです。
「自社大工」の確かな技術、「手刻み」による唯一無二の空間、そして地域密着型の工務店ならではのきめ細やかなサービスで、お客様の理想のリノベーションを実現しています。
現在、東栄町と豊根村にて、リノベーション工事を施工させていただいています。
どちらも現場レポートにて工事の様子をご紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください!