東郷西小学校でくむんだーを実施しました!

2月10日に新城市の東郷西小学校さんでくむんだーを実施しました。
これまでの、くむんだーはこども園がほとんどで、小学校での実施は作手小学校、千郷小学校に続いて3校目です。
昨年6月に千郷小学校で実施した時に、東郷西小学校の先生がお子さんが千郷小学校にいたために偶然に見ていただき、
「自分のクラスでもやってみたい!」と依頼をいただきました。

さらに、今回の参加者は5年生。
ということで、作手小学校以来、2回目の『高学年バージョン』での実施となりました。
5年生が2クラス(19人、21人)あるので、1・2時間目に1クラス、3・4時間目にもう1クラスというスケジュールで実施しました。

高学年バージョンについて説明しますと、いつものこども園での実施や小学校でも低学年の時には、次に何をするかをその都度声をかけてこどもたちに組み立ててもらいます。例えば、
「3番の柱を持ってきて」や「4番の貫はここに通すよ」
などという具合に。

ですが、『高学年バージョン』では先にくむんだーの組み立て手順や組み立てのポイントを先に資料を見ながら説明します。

説明が済んだら、あとは自分たちで考えて、相談しながら組み立てを行います。

みんなで大きなジャングルジムをつくるとあって、2クラスともにはじめは戸惑いながらのスタートでした。
ですが、徐々に組み立てが進むと手順やポイントを理解してペースアップしていきました。つくりながら、
「4番の柱を持ってきてー」、「うしろに貫を通すよ」などの声掛けも出てきて、いい雰囲気に。お互いに声をかけて、相談しながら、時には大工さんからもアドバイスをしながらで、組み立ては順調に進みました。

説明に使った資料もあるので、途中で迷ったら、それを見て考える子も。

みんなで協力し合って、2クラスともに予定通りの時間に組み立ては完了しました。

『高学年バージョン』は、木育として、木に触れ木の良さを知る、木のものづくりの楽しさを知る、というだけでなく、いつも以上に友だちとの協力する協調性や自ら考え、自ら動くことの大切さを学べますし。さらに、資料を見て組み立てを考えることでこどもたちの創造性を開花させるきっかけにもなります。
みんなで大きなジャングルジムをつくるといういつもと違った体験授業の中で、普段とは違う新たな一面を見せてくれる子、リーダーシップを発揮してくれる子など、子どもたちの内面を発見、再認識することもできます。また、クラスの団結力を高めることにもつながります。

先生方や見学された保護者の方からも、ご好評をいただくことができました。
私たちも、今回の実施でこのくむんだーの可能性を再認識することができました。

東郷西小学校の5年生のみなさん、ありがとうございました!

この記事を書いた人

鈴木工務店鈴木太