【解約→再契約がお得?】火災保険内容が改定されます。

こんにちは!

新城、豊川で大工さんとつくる新築注文住宅、鈴木工務店の鈴木 太です。

今日は、火災保険についてのお話です。

みなさん、ご存じですか?火災保険の内容が2022年の10月から大きく改定され、保険料率、最長契約期間ともに変わります。

一部報道によりますと、今回の改定による保険料の値上りは、過去最高だそうです。

値上りは過去5年間で3度目。2018年に5.5%、2019年に4.9%引き上げられました。そして、今回は10.9%です。これまでの過去最高引き上げは、2005年の8.7%ですので、それを大きく上回ることになります。

そして、最長契約期間の上限が現在の10年から5年に短縮されます。

その理由として、近年は大規模な自然災害が多発しており、長期のリスクを予想して収支を保険料に反映するのが難しくなっているのが要因だそうです。2015年10月までは、住宅ローンに合わせて最長35年の契約ができてたことを考えると、かなり短くなりましたね。でも、災害リスクを考えると35年は長過ぎでしたね。

火災保険の年数が短くなるとどのような影響が出るでしょうか。

基本的には、保険料は契約期間が長いほど割安で、今回の上限期間の短縮は実質的な値上げになります。火災保険に効率よく加入したいと考えるのであれば、契約当初は費用がかかりますが、長期契約の方が割引率が大きくなりお得になります。なので、保険料率が上がることとともに、契約期間の短縮でもさらなる値上りにつながります。

そして、年数が5年となることにより、保険料率が改定されると期間を空けずに更新日になり、新しい料率での保険料徴収が行えるようになる、という仕組みです。

一般のみなさんからすると、値上りするばかりのお話ですが、それだけ今の日本は自然災害が頻発しており、保険会社さんとしても厳しい環境になっている、ということも言えますね。

火災保険を少しでもお得にするために

上がり続ける火災保険料。

その中で少しでもお得に保険をかけるためには、どうしたらいいでしょうか?3つの考え方をご紹介します。

1.10年契約で可能な限り契約する

先ほどお話したように、契約期間が長いほど割引率が適用されてお得になります。また、現在の自然災害が多発する状況を考えると今後も保険料が上がり続けることが予想されます。今回、大幅に値上りしますが、今後の改定によっては2022年の契約が今後10年間で最も安い、となる可能性があります。

そこで、現在の火災保険を途中解約して改定される前に10年間で新たに火災保険を契約することも1つの方法です。

ただ、注意していただきたいのは、建物の構造や築年数によって違いがでますので、必ずそうなるとは言えません。保険会社さんに詳しく相談して、保険料率の変化を確認するようにしてください。

2.契約内容を見直す

多くの火災保険には、水災や盗難補償などが含まれています。中山間地の新城市では水災はほぼ考えられません。このように、お住いの地域や場所などそれぞれの状況に応じて保証内容を見直すことでも、保険料を下げることが可能となります。

3.複数の会社で見積りを出してもらって比較する

当然のことですが、会社によって保険料はもちろん補償内容も異なります。また、余分な補償内容を外すことができない、という場合もあります。納得する保険料で安心できる補償を提案してくれる会社を探すことも保険料を抑えることにつながります。

近年は、地震、台風、豪雨災害など多くの自然災害が多発しています。

自然災害の猛威は、家や人への被害が甚大となります。そのための保険ではありますが、火災保険の大幅な値上りは家計に大きな負担がかかってしまいます。値上がり続ける保険料を抑えるためにも、最長の保険期間を選んだり、必要な補償を厳選したりするなど、自分に合った、自分の住む地域に合った保険を選ぶことが大切です。

鈴木工務店では保険を扱っておりませんが、いつもお世話になっている保険会社さんをご紹介させていただいています。必要な保険を安くかけるためにも専門家の意見を聞くことはとても重要です。いつでも、お声かけください。

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