鈴木工務店のUA値は?

こんにちは!

新城、豊川で大工さんとつくる新築注文住宅、鈴木工務店の鈴木 太です。

 

今日は、鈴木工務店の断熱性能についてご紹介します。

これまで、本Webサイトにて鈴木工務店の建てるお家の断熱性能や外皮平均熱貫流率UA値について、特にご紹介してきませんでした。その理由として、断熱性能を最優先事項としてお家をつくっていないからです。もちろん、現在の地球温暖化への影響、持続可能性を考慮した断熱性能を高める家づくりに対応して、それぞれのお客様に快適なお家をお届けさせていただいています。ただ、他の住宅会社さんのように、「うちの住宅はUA値が〇〇なんです!」とか「断熱性能〇〇が標準仕様です!」という展開はしていません。

 

なぜなら、鈴木工務店が家づくりで大事にしていることは、

〇自社職人の技術でお客様の理想や新しいお家への想いをカタチにすること

〇耐震等級3の認定を取得し、大地震発生時に大事なご家族の命を守れるお家であること

だからです。断熱性能はその次です。

ですが、いつも設計をしていただいている設計士さんから、「断熱性能についてもはずかしくないスペックをもっているので、サイトで出したらどうですか?」と提案をいただいたので、今回ご紹介をさせていただきます。

 

今の住宅の断熱性能基準

まず、前段階として今の家づくりの断熱性能基準から整理しましょう。

住宅の断熱性能については「外皮平均熱貫流率 UA値」で表示されます。住宅の外皮(窓や外壁)からどれぐらいの熱が逃げるのか、という値で小さいほど熱が逃げにくい、つまり断熱性能が高い、ということになります。

続いて、UA値の基準です。

家づくりをお考えのみなさんがよく見るのは、以下の基準ではないでしょうか?ちなみに、ここで表示さするUA値は省エネ基準地域区分で新城市が含まれる「6地域」の値です。

・平成28年基準、または断熱等性能等級4・・・UA値 0.87(W/㎡K)

・ZEH基準・・・UA値 0.60(W/㎡K)

・HEAT20 G1・・・0.56(W/㎡K)

・HEAT20 G2・・・0.46(W/㎡K)

 

この辺りでしょうか?

実は、今年の4月から断熱等性能等級に新しく等級5が追加されました。10月には、等級6と等級7も追加される、という話もあります。とりあえず、新設された等級5は、0.60(W/㎡K)なのでZEH基準同等になります。さらに、HEAT20についても、当初はG1とG2でしたが、今はG3も創設されています。

ちなみに、断熱等性能等級やZEHは、国が示している数字なので、公的な書類によく見られます。そして、HEAT20という基準については「一般社団法人2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」という民間組織が出されている基準です。ただ、HEAT20やG1、G2という基準がかなりメジャーになったので、多くの住宅会社さんが自社の性能についてこの表記をされています。

 

鈴木工務店のUA値

さて、前置きが長くなりました。

直近の鈴木工務店の住まいについてUA値をご紹介します。

〇新城市野田 K様邸 0.42(W/㎡K)

〇新城市大野 M様邸 0.42(W/㎡K)

〇新城市須長 N様邸 0.44(W/㎡K)

〇新城市大野 S様邸 0.45(W/㎡K)

〇豊橋市向山町 K様邸 0.45(W/㎡K)

〇三ヶ日町只木 F様邸 0.48(W/㎡K)

となっています。概ね、0.45(W/㎡K)前後になっています。

お家によって、HEAT20のG2レベルをクリアしたり、しなかったり、という感じです。

このUA値は同じ断熱仕様でも設計によって数値が変わります。特に、影響を与えるのは窓の大きさですね。0.42になっている、新城市野田 K様邸はバルコニーがありません。新城市大野のM様邸もバルコニーがありますが、そこに面する窓は1ヶ所だけです。そのため、窓の面積が他のお家よりも小さくなり、熱の逃げが少ないのでUA値が良くなっています。

 

先にも書きましたように、鈴木工務店では断熱性能を追求していません。

実際に、このWebサイトにも自社職人の家づくりや現場打合せ、お家の構造についてのページはありますが、断熱性能についてご紹介したページはありません。正直、ブログにも初めて書かせていただきました。

これからも、この想いは変わらないでしょう。断熱性能について、最高等級は目指しませんが、ご家族がそれなりに快適に過ごせるような断熱性能を持ち、それよりも自社の職人の腕を活かした家づくりを続けていきたいと思います。

(今日のブログは、文字ばかりになってしまいました。読みにくいですね、すみません。)

 

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