こんにちは!
新城、豊川で大工さんとつくる新築注文住宅、鈴木工務店の鈴木 太です。
みなさん、「エコワン」ってご存じですか?
リンナイさんから出ている、高効率型ハイブリッド給湯器でガス給湯器と電気のエコキュートを合体させた給湯器です。私も以前から知ってはいましたが、鈴木工務店での施工事例はありませんでした。今回、このエコワンを進化させた「エコワンソーラー」という商品をご紹介いただいたので、今日のブログではこの「エコワンソーラー」をご紹介します。
現場レポートをお送りしている「岡崎市 N様邸」。そこで、「エコワンソーラー」を採用するとのことでご縁をいただき、「エコワンソーラー」の取扱店 株式会社Reさん とお会いできた、という経緯です。(エコワンソーラー Webサイトはこちら)
まず、「エコワンソーラー」の仕組みからご紹介しましょう。
左側にある「ヒートポンプユニット」と「タンクユニット」が給湯機のエコワン本体です。
「エコワンソーラー」では、そこに真ん中にある「APF」という停電対策ユニットと太陽光発電とをセットにすることで、停電時でもお風呂やシャワーが使えるという災害対策、太陽光発電エネルギーを活用して給湯システムのランニングコストの削減をしています。
災害・停電時対策で安全・安心な暮らし
近年は、毎年のように自然災害が日本各地を襲い、長期間の停電により多くの方が不便な生活を強いられています。
台風による停電では、数日から1週間以上かかることもあります。新城市でも数年前の大型台風では風倒木が電線を切ってしまう被害もあり、多くの地域で停電被害が発生しました。また、いつ来てもおかしくないと言われる東海東南海地震。地震発生時も電気やガスといった生活インフラへの被害が想定され、地震発生後の暮らしへの影響が予想されています。
「エコワンソーラー」では、停電対策ユニットに電気を蓄えることで停電時の生活を守っています。
災害による停電時で困るのは、お風呂、トイレ、冷蔵庫ではないでしょうか?「エコワンソーラー」のシステムでは、停電対策ユニットの電気をこの3つに供給します。照明などのその他電化製品は、代替できるし我慢もできるでしょう。しかし、衛生面を感がるとこのお風呂、トイレ、冷蔵庫は代替することも我慢することも難しいです。
夜間には停電対策ユニットの電気で暮らす → 昼間には太陽光発電からつくられる電気で暮らし、さらに停電対策ユニットにも蓄電する → その蓄えた電気で夜間の暮らしをする
これが、エコワンソーラーの災害・停電時対策です。
この「エコワンソーラー」では、電気とガスの両方を使うことも大きなポイントです。
『ガス・電気両方持っておくのが、有効な「保険」となる』
エコワンソーラーのサイトに記載されている文言です。「エコワンソーラー」自体は、ガスと電気の両方がストップしても蓄電池の電力、太陽光発電の電気で稼働できます。ですが、ガスと電気の両方のエネルギー源を持っておくことは災害時、非常時においては有効かと思います。
※出展:エコワンソーラー Webサイト「https://ecoone.jp/」
太陽光発電利用 + 高効率ハイブリッドによるランニングコスト減
余剰電力を電力会社に売電し家庭の収入とできる太陽光発電ですが、その普及により電気の利用者が負担する「再生可能エネルギー賦課金」が年々増加しています。
そのため、2010年から比べると電気料金は35%ほど上昇しています。また、余剰電力の売電単価も年々下がり、売電せずに自家使用することも勧められています。
「エコワンソーラー」では、昼間に太陽光からつくられる電力をつかってお湯を沸かします。
太陽光からの電力を自家使用することで、電力会社から供給される電力の使用を減らしていきます。昼間は太陽光からの電力で、夜間は昼間に蓄えられた電力を使うことで、給湯機にかかる電気代は限りなくゼロに近づく、という仕組みです。
また、ご家庭で使用される電気エネルギーの約30%は給湯で消費されます。
このエネルギーのために電力会社から供給される電気、実は発電所からご家庭に届くまでに平均で63%も失われています。エコワンソーラーでは、給湯にかかるエネルギーは太陽光発電による電気ですので、せっかく発電された電気エネルギーを失うこともなくなり、ランニングコストだけでなく環境保全にも大きな効力を発揮します。
災害に強い家は、災害後の暮らしも守る家
鈴木工務店でも「耐震等級3の公的認定」を標準化し、地震に強い家をお届けしています。
そして、自然災害に対する備えとして、災害時に生活インフラがストップした時に避難所ではなく自宅で暮らせることも大きなことかと思います。
いつ起こるか分からない自然災害に対する備えの一つとして、この「エコワンソーラー」という新しいシステムは有効かと感じたので、本日のブログにてご紹介させていただきました。
気になる方は、公式LINEまたはメールにてお問合せください。
本日も、当ブログをご覧いただき、ありがとうございました。