「全館空調で快適・キレイな空気で暮らす」豊橋市 K様邸お引渡ししました!

こんにちは!

新城、豊川で大工さんとつくる新築注文住宅、鈴木工務店の鈴木 太です。

これまで、現場レポートをお伝えしてきました豊橋市向山町 K様邸、先週2日(土)にお引渡しさせていただきました!

K様からは「当初描いていたイメージ通りにできました」と喜びの声をいただきました。今日のブログでは、今回のK様邸の施工した『第一種全熱交換型換気システム』についてご紹介したいと思います。

K様の家づくりは、当初より明確なご要望、家づくり基本方針がありました。その内容は、

1.ベタ基礎一体打ち(基礎の高さは400ではなく500)

2.耐震等級3の認定取得(相当では不十分)

3.省令準耐火仕様

4.高断熱、高気密(一定程度の数値をご要望)

5.第一種換気、全館空調

1~3は、鈴木工務店の標準仕様。4と5は、メーカーや多少の違いはあっても施工経験のあることでした。そして、5の第一種換気、全館空調には採用したのが本日のブログテーマでもマーベックス社の全熱交換型第一種換気「澄家」です。

全熱交換型第一種換気システム

全熱交換型第一種換気については、以前にも当ブログでご紹介をさせていただきました。

21年8月20日ブログ『【24時間換気】よりキレイな空気で、健康な暮らし』

この時には、別のメーカーさんのシステムを採用しましたが、今回はK様からのご指定もありマーベックス社さんのシステムを採用しました。

出展:マーベックス社公式サイト

第一種換気システムにより、給気と排気を制御して計画的に換気をするシステムです。

そして、熱交換型ですので、外気を取り込む際に熱交換を行い夏には暑い外気の温度を下げて、冬には冷たい外気の温度を上げて室内に取り込むので、室内の冷暖房効率を落とすことがありません。その熱交換率が80%以上と高い交換率となっています。つまり、

フィルターを通して、床下の「澄家」へ外気を取り込む → 澄家で熱交換を行った空気を床下に吹き出す → 2の室内給気口から室内の各部屋へ → 各部屋の3室内排気口から空気を排気 → 澄家にて熱交換を行い屋外へ排気

というサイクルを繰り返します。

これにより、冷暖房の効果を換気により大きく損なうことなく、各部屋に計画的に送られます。また、湿度交換も行ってくれるので、夏にはカラッと心地よい湿度で、冬には乾燥を防いで室内の湿度を保ってくれます。

キレイな空気が保たれる喜び

そして、温湿度の管理だけでなく、キレイな空気が整えられることも、換気システムの特長です。

外部とつながる吸排気口にフィルターを設置しますので、花粉やPM2.5などの粒子を98%以上カットしてくれます。ご家族の出入りで室内に持ち込まれたホコリや花粉は床面の排気口から廃棄され、換気による外部からのホコリや花粉の侵入はフィルターが防ぎます。一般的な空気清浄機よりも高い効率でお家の中の空気をキレイにしてくれます。

春にスギ花粉でお悩みの方やお子さんのアレルギーを気にされる方には、温度管理よりもこのキレイな空気の中で暮らせることの方がうれしいことかもしれませんね。

施工のしやすさ

以前に施工した熱交換型換気システムもそうでしたが、このように多機能なシステムであっても現場での施工性が高いのも特徴の一つです。

施工が専門の業者さんではなく、いつも現場に入ってくれる電気屋さんに施工してもらえます。

上棟前に床下に換気システムを施工し、配管作業を行います。

室内配管も大工工事の進捗に合わせて、電気屋さんが施工しています。

まとめ

熱交換型換気システムについては、多くの方がメリットとして「夏涼しく、冬あたたかい」ということを上げています。

実際に、K様邸もお引渡しした7月2日は猛暑日でした。前日から澄家を稼働しておりました。熱源となるような家電製品がないこと、人が入っていないこと、もありますが、エアコンの入っていないお家の中の温度が、外よりも4度前後涼しくなっていました。

特に、夏場はエアコンを切って外出すると、帰宅時には家の中が温度、湿度ともにとても高くなってしまいますが、このシステムを稼働しておくとそれを防ぐことができ、外から帰ってすぐに快適に過ごせると思います。

第一種換気システムや全館空調システムについては、様々なメーカーや方法があります。機能、施工性、コストなどを検討してみましょう。

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