低コストの耐震改修の講習を受けてきました!

地震大国の日本の家づくりで、多くの方が気になる「耐震」。
新築の時には、耐震等級の認定や現代の耐震材料を用いるなど、耐震性の高い住まいをつくることができます。
では、すでに築年数の経っているお家にお住いの方は、どうするか?

そこで、行われるのが「耐震改修」、「耐震リフォーム」です。
もちろん、鈴木工務店でも施工を行いますし、これまでも施工事例があります。

今日は、『安価な耐震改修工事実務講習会』という講習を受けてきました。
名古屋工業大学の井戸田教授が考案された耐震改修工法だそうです。

これまでの一般的な耐震改修工事は、壁や床、天井を撤去して、柱や土台・梁などの構造材に筋交いや構造用合板を固定して、耐力壁をつくる、というものでした。
これですと、既存の床や天井を解体するので、耐震改修後に再度床や天井を施工する必要があるため、コストも工期も多くかかってしまいます。

そこで、今回講習として受けてきた耐震改修工法は、既存の壁面に合板を固定するなどして、耐力壁をつくるという方法です。これであれば、工事の範囲も手間もコストもこれまでよりも大幅に削減できるなと、実感しました。
もちろん、その前提として設計士さんに耐震診断を「精密診断法」にて正確に診断してもらいます。

今回の講習で珍しかったのは、座学による講習だけでなく「実務講習」として施工の体験ができたこと。

講習をお手伝いされる大工さんによる実演を見せていただき、その後参加者も自分で施工の体験をしました。
座学だけよりも実演を見ることでより理解が進みますし、体験ができることでさらにその理解ができます。また、ちょっとだけですけど、体験してきたので現場で施工してくれる大工さんへの説明もしやすくなります。

今日の講習内容を棟梁や現場の大工さんと共有して、これからの耐震リフォームに活かしていきたいと思います。
これまでよりも、低コストで耐震改修をご提案できますので、自宅や実家の耐震性が不安だな、という方はお気軽に鈴木工務店にご相談ください!

この記事を書いた人

鈴木工務店鈴木太