台風が過ぎ去った今こそ。

過去最強クラスと言われた台風14号。
新城市や東三河地方には大きな被害は少なかったようですが、全国各地にて被害に合われた皆さまには、お見舞いを申し上げます。
この台風が過ぎ去った今日、地元東愛知新聞にこんな記事がありました。
「台風後、雨漏り点検を」

雨漏りは最初の頃は、家の中まで染みてこないのでなかなか気付きません。天井や壁にシミができてきて、初めて「雨漏りだ」と気付くことができます。
しかし、改めて言うまでもありませんが、台風の時には大量の雨が降ります。そうしますと、家の中まで染みてきて普段の雨では気付きにくい雨漏りに気付くことができます。
だからこそ、台風が過ぎ去った後に、お家の中や外まで雨漏りの点検をしましょう、という内容です。

実際に、台風などの大雨の後には雨漏りのご連絡をいただくことがあります。
大量の雨が降ったから、ということもありますし、台風の風で雨が吹き上げられたり、叩きつけられたりすることで、普段の雨では入りにくい個所から雨が入ってくることもあるためです。

点検する場所は?

では、どこを見るといいのでしょう。
家の中ですと、
・エアコンや換気口など、配管が外まで貫通している所
・窓の周り
・1階に下屋根があるお家では、その屋根下の壁
をまずは見てください。
どれも家の外部で継ぎ目がある場所で、雨が入りやすい場所です。
家の外部では、ベランダ周辺も点検してください。
ベランダの下に施工してある軒天の周囲にも、雨漏りが発生しやすいです。

ただし、点検するときには事故に気を付けてください。
ベランダ下は外でベランダを見上げれば点検ができます。でも、換気口周辺をチェックする時、ユニットバスや天井点検口から天井裏を見る時などは、脚立を使っての点検になります。バランスを崩して転倒する可能性もありますので、1人で見るのではなく、誰かに脚立を支えてもらいながら見てください。

雨漏りが見つかったときは?

雨漏りがしている、または疑わしい場所がある、となった時は、家を建ててもらった業者さんに連絡して改めて見てもらいましょう。
建ててもらった業者さんに頼むのが難しい時は、別の業者さんに頼むことになります。その時には、業者選びは慎重に行ってください。以前のブログにも書きましたが、突然やってくる飛び込みの業者はトラブルになることが多いので、注意が必要です。

今週末も雨の予報になっていますし、まだこの後も台風が来ることも予想されます。
台風や大雨が過ぎ去った後には、お家の点検をして雨漏りを早期に発見できるようにしましょう。

この記事を書いた人

鈴木工務店鈴木太