こんにちは!
新城、豊川で大工さんとつくる新築注文住宅、鈴木工務店の鈴木 太です。
今日は、新城市大野のS様邸にて地鎮祭を行いました。
6月、梅雨入り間近ということで雨の中での地鎮祭でしたが、テントも張って無事に執り行うことができました。
そう、家づくりは地鎮祭、そして上棟工事と外で行う神事があります。
その時に悩むのが、天候です。特に、これからの梅雨時、そして秋雨時。台風シーズンもでしょうか。神事は、お日柄のいい日に行います。当然のことながら、お日柄のいい日に必ず晴れるとは限りません。
今日のように雨の地鎮祭もあれば、雨の上棟工事もあります(大雨の時は危険なため工事を延期しますが、小雨であれば決行します)。
そんな時にどうするか?その雨を家づくりでは、ポジティブに捉えています。
まず、地鎮祭。
みなさん、「雨降って地固まる」ということわざをご存じですよね。地鎮祭の雨は、まさにこの雨降って地固まるなのです。
雨は降ってしまったけど、その雨で濡れた地面が乾いた時にしっかりとくっつき(地が固まり)、良い土地になって安全にいいお家が建てられますね、として縁起の良いこととされています。
そして、上棟式。
小雨であれば、上棟工事は決行します。また、朝は晴れてても途中から雨が降ってくる、という時もありますね。
その雨を建築の世界では、「降り込み」と言って縁起の良いこと、と捉えています。
雨が降り込む = 降り込む →「新しいお家にお金が降り込む」「ご家族に幸せが降り込む」
ということです。
さらに、上棟工事の雨は柱などの構造材を濡らします。それにより、お家が湿らされ火事に合わない、とも言われます。
もちろん、地鎮祭も上棟工事もお施主さんにとっては家づくりの大事なイベント。雲一つない青空が気持ちがいいとは思います。ですが、雨が降ったからといって悲観的にならずに、ポジティブに捉えて家づくりのイベントを楽しみ、いい思い出でしていただきたい、というのが私たち工務店側の想いです。
S様のお家も小雨にはあいましたが、しっかりと神事を執り行いました。
今後、準備工事を進めて夏ごろには基礎工事に着手します。雨降って、しっかり固まった地の上で安全に工事を進めていきます。
地鎮祭には必ず用意する「榊」。
私もこれまでかなりの数の榊を見てきましたが、今日の神事に用意された榊で初めて花が咲いているのを見ました。「神を尊ぶ」「控えめな美点」という花言葉が付いているそうです。