大工さんがつくっているもの、何だかわかりますか?決して、遊んでいるわけではないんです。
これは、「くむんだー」という木のジャングルジムです。
2004年に提唱された新しい教育概念で「木育(もくいく)」というものがあります。
「木を子どもの頃から身近に使っていくことを通じて、人と、森や木との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育てたい」という想いが込められており、「こどもをはじめとするすべての人が、木とふれあい、木に学び、木と生きる」ことを学ぶ活動、とされています。
現在では全国に広がりを見せ、木育イベントや木のおもちゃ遊びなどがみなさんの身近でも行われているかと思います。
鈴木工務店でも新たに木育の取り組みとして、「くむんだー」をはじめることになりました。
このくむんだーは、全国「くむんだー」木のジャングルジム協会、という団体があり、全国に同じ活動をしている仲間がいます。
(リンク:全国「くむんだー」木のジャングルジム協会さんの公式サイト)
すでに、くむんだー三河として西三河を中心に活動をしている工務店さんがいましたので、当社もそこに協同運営として参加させてもらい「くむんだー三河」として活動をしていきます。
この木のジャングルジムは、材料は当社で大工さんにつくってもらいました。
これを、保育園から小学校までのこどもたちに、組んでもらいます。昔ながらの木造建築のように、柱に開けた穴に貫(ぬき)を差し込み、くさびで固定していきます。くさびを打ち込む時のトントン!カンカン!という音が心地よく鳴り響きます。
くむんだーは、木のジャングルジムで遊ぶだけではなく、友だちと協力して自分たちで組み立てる、遊び終わったら解く(ほどく)という一連の過程をこどもたちに体験してもらうことが目的です。
木に触れる、という木育とともに、友だちと協力して組み立て、解く、という過程を通して、こどもたちの心を育みます。
大工さんたちに協力してもらって、組み立ての社内デモまで準備は進みました。
6月中に実際の運営について準備を行い、その後実際に各地のイベントや地域のこども園や小学校などで活動をスタートしていきます。