鈴木工務店の大工さんは、みんな自社社員の大工さんたちです。
『大工さんってその住宅会社に何人もいるんじゃないの?』
と思われた方。
大工さんが社員としているというのは、今ではとても貴重なことなんです。
大工さんには2種類ある
家づくりの現場で仕事をする大工さんには、大きく分けて2種類あります。それが、
『自社大工(または社員大工)』と言われるその工務店の正社員としての大工さん
『外注大工(または手間請け大工、下請大工)』と言われる工務店からの仕事を請け負っている大工さん
です。下請大工さんの中には、『専属大工』という名前で個別の住宅会社・工務店の仕事だけを行っている大工さんもいます。
鈴木工務店では、創業以来この『自社大工による家づくり』にこだわっています。
それは、なぜなのか?自社大工施工はお客様にどんなメリットがあるのか?
ここでは、自社大工による施工の何がいいのかをご紹介します。
自社大工による施工のメリット
大工さんの顔が見えるから安心
家づくりの中で、大工さんの仕事が構造やデザイン、使い勝手においても重要で、また時間もかかります。
自社社員の大工さんであれば、その大事な仕事をしてくれる大工さんがどこの工務店の誰なのか、顔が見えて安心できます。
こだわり野菜などの食物も作っている農家さんの顔が見えると安心できます。同じように、お家をつくってくれる大工さんも顔が見えると、やっぱり安心です。
直接話せて希望が伝えられる
鈴木工務店では、工事中の現場でお客様と大工さんが話す機会が多くあります。
「キッチンカウンターはこうしたい」、「あんなニッチがほしい」などの希望を、直接大工さんに伝えられます。
大工さんも話を聞くだけでなく、作り手として相談にのり、アドバイスもして、より良いものができるようにお手伝いをします。完成したお客様の声でも、大工さんに直に話せることを喜ぶ声を多くいただいています。
高い技術で丁寧な仕事
外注大工さんは、1棟でいくら、という契約で仕事を請けますので、その現場が50日かかるよりも40日で終わる方が利益が増えます。
手間をかけていると利益が減るので、早く現場を終わらせたいと思ってしまいがちです。そのために、手を抜くとは言いませんが、スピードを重視した仕事になってしまう場合もあります。
また、仕事をくれた住宅会社さんから「何日で終わるように」と強く言われて、急がなければいけない場合もあります。
そうすると、若い大工さんの育成や技術を教える時間をかけられないので、なかなか大工さんの技術が上がってこない、ということになりがちです。
自社大工の場合は、正社員としての給料が決まっていますので、目の前の現場に丁寧に取り組むことができます。
また、難しい仕事に対しては、大工さん同士で相談しながら教え合いながら取り組むこともできます。
そのため、丁寧に仕事ができるだけでなく、大工さん一人ひとりの技術も高くなります。
まとめ
大きく3つのメリットを上げましたが、他にも
・会社としても大工さん自身も責任を持って、仕事ができる
・大工さん自身が会社のこと、会社の家づくりのことを熟知している
・アフター対応でも施工した大工さんが来てくれる
などがあります。
では、デメリットは?お客様のデメリットはありません。
大工さんが暇にならないように、お仕事をいただいてくる営業さんが大変、ということぐらいでしょうか。
お家の仕上りは、大工さん次第と言っても過言ではありません。
どんな素晴らしい設計・デザインも、大工さんが現場で丁寧につくれなければ、まさに絵に描いた餅です。
鈴木工務店では、これからも「自社大工による家づくり」にこだわっていきます。